世界を動かした塩の物語

「世界を動かした塩の物語」は塩についてと塩をめぐる世界史について知ることのできる絵本です。
塩の歴史については、紀元前9750年のミャンマーから1947年のインドについて年表でまとめてあり、絵本の中では紀元前250年頃の中国やエジプト、ローマ帝国のお話からインドのガンジーまで、塩をテーマに世界の歴史を教えてくれます。

【5歳の目線】「(岩塩の存在を知り)これも塩なの!?」「(ポーランドの岩塩鉱の絵を見て)ポーランドに行きたい」
【おとな目線】改めて塩の歴史について知ることができる。
【問いかけ】体にも塩があるんだよ。(子供が急に立ち上がり体を振る)体を振っても塩は出てこないよ。今度、岩塩食べてみる?


世界を動かした塩の物語

内容(「BOOK」データベースより)
今ではどこの家の台所にもある塩。でも、昔はたいへん貴重なものでした。そのため、人びとは時に争い、時に危険をおかして採掘し、時に密輸までしたのです―。「塩」をテーマに世界の歴史をわかりやすくえがいた、興味深い絵本。

【絵本の背景】
天然の塩がとれるのは、地表にある乾いた塩の層、海水、地下にたまった濃い塩水、地中の岩塩のほぼ4つ。
紀元前9750年、人類がはじめてミャンマーで豆、ひし、きゅうりといった植物を育てはじめる。
ポーランド南部のヴィエリチカには岩塩に彫刻をした豪華な部屋がいくつもある。
中国、エジプト、ローマ帝国、ガンジーの「塩の行進」についても。

source: NFUAJ
ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑(ポーランド)
クラクフ南東の岩塩鉱山で、11世紀には岩塩の採掘が始まっていた。坑道の最深部は地下375m、坑内には岩塩層をくりぬいた礼拝堂があり、聖者像や祭壇など無数の岩塩彫刻で飾られており、地下礼拝堂には、岩のシャンデリアもある。

Wieliczka and Bochnia Royal Salt Mines © Our Place


ヒマラヤ岩塩 350g (レッドソルト、ピンクソルト、ルビーソルト混合カップ入り)1個

【おもな参考資料(サイト)】
◆Wieliczka and Bochnia Royal Salt Mines(ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑) – UNESCO
◆ヴィエリチカ岩塩坑 – Wikipedia
◆塩の行進 – Wikipedia
◆世界の塩・日本の塩 – たばこと塩の博物館
◆インド独立とガンディー – NHK高校講座

絵本の内容を目安に年代別にしてみました。内容で判断できないものは出版された年で分けています。独自の判断でまとめたものですのでご了承下さい。
年代   日本世界
紀元前
9750年頃
◆2008年出版。紀元前9750年、人類がはじめてミャンマーで豆、ひし、きゅうりといった植物を育てはじめる。紀元前250年頃の中国で地下に塩水がることを発見。西暦618年から907年まで続いた中国の唐王朝では国の収入の半分が塩によるもの。1947年インド、イギリスから独立し、塩の主要な生産国となる。

世界を動かした塩の物語
紀元前
3600年頃
◆ニューメキシコ州で紀元前3600年頃の遺跡からポップコーンの痕跡が見つかっている。1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見した時には既にサンサルバドル島の人々はポップコーンを売ったりアクセサリーにしたりしていた。ペルーでは1000年前のポップコーンの粒が発見された。2004年出版。

ポップコーンをつくろうよ
1300年代◆1308年頃の遠州府中(静岡県磐田市)と信濃(長野)に伝わる民話。2000年出版。

しっぺいたろう (日本の民話えほん)
1740年代◆1749年江戸時代中期(寛延2年)備後三次藩(現在の広島県三次市)藩士の稲生武太夫(幼名・平太郎)が体験したという、妖怪にまつわる怪異をとりまとめた物語『稲生物怪録』(いのうもののけろく)についても沢山掲載されている他、江戸後期の浮世絵も。2012年出版。

江戸の怪談絵事典
1830年代◆「じごくのそうべえ」の原作、落語「地獄八景亡者戯」は1839年(天保10年)に刊行された安遊山人作の「はなしの種」が起源?1978年出版。

じごくのそうべえ (童心社の絵本)
1920年代◆宮沢賢治原作の『注文の多い料理店』(童話集)は、1924年に1000部が自費出版同様に出版され、発行人は盛岡高等農林学校の1年後輩にあたる近森善一となっている。挿絵は岩手在住の図画教師だった菊池武雄が描いた。スズキコージ(イラスト)の絵本は1987年出版。

注文の多い料理店 (ミキハウスの絵本)
◆1927年頃のイギリスを舞台にした事実に基づく作品。2004年出版。

メアリー・スミス
1930年代
1940年代◆絵本の舞台は1940年代と推定される。ポーランドのワルシャワで生まれた作者が第二次世界大戦で故郷を追われ、トルキスタンで生活した時の自伝的作品。英語版は2008年出版。日本語版は2009年出版。

おとうさんのちず
1950年代
1960年代
1970年代◆1970年前後に出版された5冊の昆虫絵本を新規製版し2010年に再出版。

こんちゅうの一生シリーズ (全5冊セット) (福音館の科学シリーズ)

◆1977年に福音館書店より特製版かがくのともとして出版。
みてみよう―こんちゅうのからだ (かがくのとも傑作集)
みてみよう―こんちゅうのからだ (かがくのとも傑作集)
◆1979年に出版されたファンタジー作品。

魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園
1980年代◆1989年に出版。ほかにも「ばばばあちゃんシリーズ」として餅つきや蒸しパン、やきいも等の絵本も。

よもぎだんご (かがくのとも傑作集 わくわく・にんげん)
1990年代
2000年代◆2002年に出版された食物連鎖を教えてくれる作品。

くさる (かがくのとも傑作集)
2010年代◆2013年に出版されたバナナについて描かれた絵本。

バナナのはなし (かがくのとも絵本)
◆2012年に出版されたファンタジー作品。

アナベルとふしぎなけいと

◆2012年ウルグアイのムヒカ大統領がリオの国際会議(地球サミット)でスピーチした内容を絵本にしたもの。2014年出版。

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ
補足
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